現在の求人動向等（国の統計）

　平成25年度から令和4年度の10年間における各産業の就業人口は、「情報通信業」「医療」「福祉」で特に増加傾向が顕著となっています。「福祉」の就業人口は平成25年度の355万人から、令和4年度には460万人となり、約105万人増加しました。

　平成12年度から令和3年度までの22年間、介護サービス事業所や介護保険施設に従事する介護職員は右上がりに増加し、令和3年度には214.9万人となっています。なかでも入所系の職員が102.6万人と全体の約48%を占めています。並行して要介護（支援）認定者も増加しており、令和3年度には688万人となりました。

　社会福祉施設や事業にはさまざまな種類があり、施設種類別施設数及び従事者数（常勤換算）は、下表のとおりです。平成24年度から令和3年度までの10年間をみると、社会福祉施設数（総数）は1.9倍、従事者数（総数）は1.5倍に増加しています。

　令和3年度の介護老人福祉施設数は前年度から171施設増加し、8,414施設に、従事者数（常勤換算）は11,871人増の383,626人となっています。また、介護老人保健施設は前年度に比べ58移設減少した一方で、従業者数（常勤換算）は1,461人増となっています。